2018/05/18

SREcon18 と Rails デベロッパー向けアンケート結果の紹介

今回は「SREcon18 Monitoring Survey」と「2018 Ruby on Rails Developer Community Surveyの2つの海外の記事でパフォーマンスモニタリングに関するアンケートを見つけたので紹介します。SRE と Rails デベロッパーというレイヤーの違う視点からの傾向が見て取れてなかなか面白いと思います。

SREcon18 Monitoring Survey

2018年3月27-29日にカリフォルニアのサンタクララで行われた SREcon18 Americas におけるアンケートに関する記事「SREcon18 Monitoring Survey」の紹介。SREcon は、毎年行われている SRE 関連のカンファレンスみたいです。アンケート自体は公式なものではなく、今回紹介する記事出費津者が所属する Moogsoft 社が参加者にアンケートした結果をまとめたものです。

詳しくは元記事を読んでもらえばと思うので、興味深いとこだけかいつまんで紹介します。

記事にもあるけど、参加者の 52% くらいが肩書に “SRE xx” ってのが入っているような人たちの集まりなので、一般的な企業とはズレているかもということを念頭に置いて見てください。

Q: 使っているアプリケーション監視ツールは?
1. DataDog: 44%
2. New Relic: 37%
3. AppDynamics: 10%
4. Dynatrace: 7%
5. CA APM: 5%

過去参加したカンファレンス((Elastic{On}、Atlassian、VMworld、Cisco Live)では、AppDynamics がトップだったのに。ここでは DataDog がトップなのは意外とのこと。

Q: 使っているインフラ監視ツールは?
1. Nagios: 52%
2. Zabbix: 18%
3. Sensu: 4%
4. Icinga: 2%
5. Zenoss: 2%

依然として、Nagios が支配的な地位を占めています。

Q: 使っているログ監視ツールは?
1. Splunk: 57%
2. Logstash: 35%
3. Sumo Logic: 8%
4. Log Insight: 3%
5. Loggly: 2%

Q: 使っている外形/死活監視ツールは?
1. Pingdom: 36%
2. Catchpoint: 18%
3. Apica: 9%
4. Gomez: 4%

Q: 使っている通知ツールは?
1. PagerDuty: 47%
2. メール: 36%
3. OpsGenie: 9%
4: xMatters: 5%

Q: 使っているチケットツールは?
1. Jira: 66%
2. ServiceNow: 36%
3. メール: 16%
4: BMC Remedy: 7%
5: Zendesk: 2%
5: Cherwell: 2%
5: HP Service Manager: 2%

Q: 使っているクラウド・プラットフォームは?
1. AWS: 65%
2. Microsoft Azure: 44%
3. Google Cloud: 26%
4: VMware Cloud: 9%
4: Pivotal Cloud: 9%
5: プライベートクラウド: 2%

如何でしたでしょうか? なかなか日本ではあまり馴染みのないツールもあったかと思います。

2018 Ruby on Rails Developer Community Survey

次は、Rails 開発者コミュニティへのアンケートをまとめた記事の「2018 Ruby on Rails Developer Community Survey」から。

72カ国から2000人以上のコミュニティメンバーからのアンケートをまとめたものです。ちなみに、このページの最後にこのアンケート結果のエクセルへのリンクがあってそこから集計したところ、日本は 15人 (全体:2,003人)。

Q: 使っている Rails バージョンは?

  • 5.2: 16%
  • 5.1: 24%
  • 5.0: 15%
  • 4.2: 23%
  • 4.1: 6%
  • 4.0: 3%
  • 3.2: 7%
  • 3.1: 1%
  • 3.0 以前: 3%

Q 本番で使っているエラー通知ツールは?

  1. New Relic: 20%
  2. Rollbar: 14%
  3. Airbrake: 11%
  4. Honeybadger: 8%
  5. ExceptionNotifier plugin: 2%

元記事見るとわかるだけど、2017年から一気に New Relic が上がってきているだよね。なんでだろ。

Q: Ruby の Web Server

  1. Puma :49%
  2. passenger: 25%
  3. unicorn: 24%

Q 本番で使っている DB は?

  1. PostgreSQL: 85%
  2. MySQL: 12%
  3. その他: 3%

他にも人気の gem とか、使っている CI ツールとかいろいろあるので、Ruby デベロッパーは見てみると面白いと思う。

以下の集計は、ページにないけどアンケート結果のエクセルにあったので、そこから独自に集計したもの。SREcon とは全然傾向が違う感じで面白い。

本番で使っているパフォーマンス計測ツールは?

(数字は票数。1人複数回答有り)

  1. New Relic: 1042
  2. Skylight: 263
  3. Scout: 136
  4. Cloudwatch: 148
  5. Librato: 72
  6. AppSignal: 76
  7. Datadog: 54
  8. Prometheus: 15

Rails ならではの Skylight とか、Scout がそこそこいるだね。一方、SREconにあった、AppD や Dynatrace がまったく出てこないのは面白い。Datadog が思ったより少ない。

本番で使っている死活(uptime)監視ツールは?

(数字は票数。1人複数回答有り)

  1. New Relic: 718
  2. Pingdom: 455
  3. Uptime Robot: 229
  4. Nagios: 175
  5. Datadog: 18
  6. Monit: 16
  7. Statuscake: 11
  8. Honeybadger: 9
  9. Updown: 9
  10. Zabbix: 8
  11. Prometheus: 7
  12. Site24x7: 6
  13. sensu: 5

ここでも圧倒的に New Relic が強いね。全体的に DataDog が少ないのはなんでなんだろ。


ということで、SRECon と Rails デベロッパーアンケートという違ったレイヤーのデータを見てました。なんかの参考になれば嬉しいです。

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