New Relic Ruby エージェントは、パフォーマンスの問題を特定し、解決できるようにアプリケーションを監視します。また、エージェントのパフォーマンス監視を拡張して、ビジネスデータの収集や分析にも使えるため、顧客体験の向上やデータ主導のビジネスの意思決定が行うことにも利用できます。
目次
互換性と要件
Ruby エージェントをインストールする前に、システム要件を満たしているか確認しておいてください。
Ruby エージェントは、主要な多くの Ruby のフレームワークやプラットフォームをサポートしています。
アプリケーションのパフォーマンスを監視
アプリの全体像を表示
- アプリの Apdex (ユーザー満足度)を監視
- アプリの概要情報を表示
- アプリの構成マップを作成
- New Relic Servers をインストールすることで、アプリのサーバーに関する詳細なデータを表示
エラーと問題を素早く見つける
- キートランザクションを追跡
- 重要なメトリクスをのカスタムダッシュボードを作成
- エラーや問題の発生時に、ユーザーに影響を与える前にアラートを通知する
- デプロイ後のパフォーマンスを追跡
パフォーマンス詳細にドリルダウン
- コードレベルのトランザクショントレースとクロスアプリケーショントレースを調査
- データベースのクエリトレースを調査
- エラートレースを調査
- Ruby のバックグラウンドプロセスとデーモンを監視
ビジネスデータの分析
Ruby エージェントと Insights を使ってデータを整理、問い合わせ、視覚化し、アプリケーションのパフォーマンスや顧客体験に関する重要な質問に答えることができます。
- デフォルトのトランザクション属性を使ったり、独自の属性を追加する
- NRQL を使ってデータに問い合わせを行う
- イベントデータを送信する
- カスタマイズ可能で、インタラクティブなダッシュボードを作成したり、共有する
エージェントのインストール
Ruby エージェントは、gem 形式や Rails プラグイン [英語]形式で利用できます。New Relic は、gem の利用を強く推奨しています。
Ruby エージェントのインストール手順は以下の通りです。
- New Relic アカウントを作成します。
- gem (推奨) または Rails プラグインをインストールします。
- アプリケーションに適切な名前をつける
- アプリケーションが New Relic にデータが送信されるまで、数分待ちます。
アンインストールについては、Ruby エージェントのアンインストールをご覧ください。
エージェントの計測を拡張
エージェントのインストール後、エージェントの計測内容を拡張できます。
- ページ読み込みタイミング: Ruby エージェントを New Relic Browser と統合することで、エンドユーザの行動を可視化できます。
- カスタム計測: フレームワークの計測対象とならないトランザクションを計測できます。
- エージェント API: エージェント API を使って、エージェントの動作を完全にカスタマイズできます。たとえば、カスタムメトリクスを収集したり、エラーにフラグを立てたり、特定のトランザクションを完全に無視したりすることができます。
- カスタムメトリクス: トランザクションの一部としてメトリクスを追加で記録することで、アプリのパフォーマンスやビジネスデータに関するより詳細な情報に把握できます。
- エージェントの属性: トランザクションにアタッチされた属性をカスタマイズできます。属性をカスタマイズすることで、機密性の高い属性を送信を防いだり、トランザクションをより深く把握するための属性を追加で収集したりできます。
トラブルシューティング
Ruby エージェントに問題が発生した場合は、トラブルシューティングのドキュメントのを参照してください。一般的な問題は次のとおりです。
関連情報
関連情報は以下のとおりです。
- Ruby エージェントのインストール (Ruby エージェント gem のインストール方法)
- Ruby エージェント API (概要情報)
- Developer モード (インストール、既知の問題、手順、トラブルシューティング)
- Github リポジトリ (Github にある New Relic の Ruby リポジトリについて)
- コントローラーの計測のブロック (特定のコントローラーやアクションを計測対象から外す方法)