分散トレースの導入

New Relic はモダンな分散システムを監視し、分析できる分散トレーシングを提供しています。ここでは以下のことを説明します。

APM Pro 利用者のみ利用可能

分散トレーシングとは

モダンなアプリやサイトでは、相互接続された多くのサービスを利用しています。多くのサービスやマイクロサービスに依存するアプリケーションアーキテクチャは、分散システムと呼ばれることもあります。

分散トレースとは、アプリケーションへのリクエストから生じるアクティビティを追跡するプロセスです。この機能により、次のことが可能になります。

  • リクエストが複雑なシステムを通過する際の経路を追跡できます。
  • そのパス上のコンポーネントの遅延を発見できます。
  • パス内のどのコンポーネントがボトルネックになっているかを把握できます。

New Relic の分散トレーシング

New Relic distributed tracing main UI page screenshot

rpm.newrelic.com/apm > (選択したアプリ) > Distributed tracing: The Distributed tracing UI ページにトはレースの散布図が表示されます。そんため、外れ値を簡単に知ることができます。トレース詳細を表示するには、チャートや表からトレースを選択します。フィルターを使用して、エラーのあるトレースや特定期間のトレース、属性値での組み合わせでの絞り込みで表示することができます。

New Relic の分散トレース機能は APM Pro 以上の契約プランでのみ利用可能です。複数の APM エージェントで現在利用できます。その他のエージェントでも利用できるようになる予定です。

分散トレースはリクエストが分散システムを通過する際のパスを確認できます。分散トレースは複数の「スパン」で構成されています。これらのスパンはサービスやサービスのリソースに費やされた時間を表示します。

New Relic の分散トレース機能を利用することの利点は以下があります。

  • Distributed tracing UI ページ: トレースを識別し、トラブルシューティングできるビジュアルツールも利用できる
  • New Relic 製品のコンテキストの利用: 分散トレースのデータが他の New Relic で監視されているデータとの連携できるため、問題解決を迅速化できる。
  • 属性別にデータをフィルタリングできる。マイクロサービスに共通のデフォルト属性や追加したカスタム属性が対象。
  • Insights のクエリを実行し、分散トレースデータを使ったビジュアルダッシュボードを作成できる
  • クロスアカウントのコンテキスト: 同じマスタアカウントや同じ顧客パートナーシップをもった New Relic アカウントを利用している場合、それらのアカウントからトレースデータを見ることができる。

New Relic エージェントを更新し、設定を有効にすることで分散トレースを有効にできます。詳しくは、分散トレースを有効にするをご覧ください。

分散トレースが解決できる問題については使用例をご覧ください。UIの機能やデータの送信方法についてはデータの理解と利用をご覧ください。

分散トレーシングの有効化

より良い結果を得るにはできるだけ多くのサービスとアプリケーションで分散トレース機能を有効にしてください。そうすることで、分散トレースに最大レベルの詳細な情報を得ることができるため、問題の分析能力が向上します。

分散トレースを有効にすると既存の New Relic APM 機能に影響を与えます。分散トレースなしで APM を使用するのに慣れている場合は、この機能を有効にする前に移行ガイドをお読みください。

クロスアプリケーショントレーシングとの関連

New Relic の分散トレースは従来の クロスアプリケーション・トレース機能の次世代機能です。クロス・アプリケーション・トレースと比較すると、分散トレースはクロス・サービス・アクティビティに関する詳細な情報を提供します。そのため、より完全なエンドツーエンドの可視性を提供できるのです。