New Relic APM のスケーラビリティ分析レポートは、アプリの負荷と比較した応答時間、データベース利用率、およびCPU使用率を散布図で示します。これは、アプリの成長に合わせてパフォーマンスや潜在的なハードウェアの必要性を分析するのに役立ちます。
この機能を利用可否は、お使いのアカウントのサブスクリプションレベルとデータ保持期間に依存します。
目次
スケーラビリティ分析レポートの表示
スケーラビリティ分析レポートを表示するには、以下の手順に従って下さい。
- New Relic APMメニューバーから、Applications > (選択したアプリ) > Reports > Scalabilityを選択する。
- Scalability analysis ページから、Response time, DatabaseまたはCPU による散布図(scatter plot charts)表示のタブを選択する。
- 個別のチャートのタブから、time period [期間] を選択する
- Filter outliers[外れ値を排除する] をチェックまたはクリアする。
- New Relic の利用可能な標準のページの機能とページの機能を使うことで、詳細情報にドリルダウンできます。

Applications > (選択したアプリ) > Reports > Scalability > Response time: 分あたりのリクエストにおける応答時間の比較をNew Relic APMの散布図で示した例。
スケーラビリティ分析レポートには以下3つのチャートがあります。
チャート | 説明 |
---|---|
Response time(応答時間) | このチャートは、分あたりのリクエストの観点から、アプリケーションの負荷に対するミリ秒単位のアプリケーションの応答時間を図示します。十分にスケールしているアプリケーションの場合は、応答時間はほぼ水平になります。 |
Database utilization(データベース使用率) | このチャートは、分あたりのリクエストの観点から、アプリケーションの負荷に対するアプリケーションのデータベース使用率を図示します。十分にスケールしているアプリケーションでは、図示された点は、ほぼ直線を表示しているはずです |
CPU utilization(CPU使用率) | このチャートは、分あたりのリクエスト数の観点から、アプリケーションの負荷に対するRails プロセスとして実行しているアプリケーションのCPU使用率を示しています。十分にスケールしているアプリケーションの点の並びは、ほぼ直線を表示しているはずです。 |
期間オプションの選択
スケーラビリティ分析レポートは、次の異なった期間のデータを表示するオプションがあります。 過去24時間、過去7日間, その他。 例えば、Use time window selection(タイムウィンドウの選択を使う)を選択し、デフォルト値 (現在より直近30分)のタイムピッカーを使った場合、チャートには直近30分のデータのみを表示されます。

Applications > (選択したアプリ) > Reports > Scalability > CPU: Use time window selection(タイムウィンドウの選択の使用)を選択し、タイムピッカーにLast 3 hours, ending now(今から直近3時間)が設定されている場合の CPU スケーラビリティのチャートの例。
関連情報
関連情報は次のとおりです。
- APM Overview ページ (応答時間は、Apdex スコア、CPU 使用率、トランザクション数、エラー率、最近のイベント、スループット(分あたりのリクエスト数、RPM) 、サーバーの情報を含む選択したアプリについての一般的な情報について)
- データベースとスロー SQL (データベーストランザクション、操作、スループット、応答時間、ならびに可能な場合は遅い SQL トレースを表示)
- Server の Overview ページ [英語] (CPU 使用率、物理メモリ、ディスク I/O 使用率、負荷平均、関連アプリ、プロセスを含む、選択された期間における特定のサーバーについての情報)
- Processes ページ [英語] (サーバープロセスのソート可能なリストとトップ5のメモリと CPU 消費サーバーを表示)