スレッドプロファイルの詳細を表示するには、New Relic APM または New Relic Browser のメニューバーから、Key transactions > (選択したキートランザクション) > X-Ray > (選択したX-Rayセッション) > Thread profile を選択します。選択したX-Rayセッションの Thread Profile ページは、全サンプルの数を表示します。ここから、ツリービューの詳細にドリルダウンできます。スレッドプロファイル結果の設定も変更できます。
目次
詳細へドリルダウン
Thread Profile ページは、コールスタックをツリー構造で表示します。ツリービューでは折りたたみや展開が可能です。ページには、日付、継続時間、プロセス、ユーザー名などの概要情報があります。デフォルトでは、ツリービューは、一般的な親-子(トップダウン)順にコールスタックを表示します。変更するには、Orientation 設定を使います。

Thread Profile ダウンはツリービューの結果を色付けして表示します。
- 赤色: 30%以上の割合を占める
- 黄色: 10%以上の割合を占める
- 黒色: 10%未満
以下は、X-Ray セッションのスレッドプロファイルの結果表示で出来ることの例です。
行いたいこと | 実施すること |
---|---|
関連するキートランザクションまたはアプリを見たい | スレッドプロファイラー結果の上にあるどちらかのリンクを選択する。 |
任意の行の実行の詳細を見たい | スレッドプロファイラーの結果の任意の行にカーソルを当てる。 |
ツリービューに表示される情報の量を調整したい | Tree settingsから、Filter outliers を選択し、Refresh tree [ツリーを再描画する]を押す。 |
デフォルトの親子順(昇順)ツリービューを変更したい | Tree settingsから、Orientation (トップダウンもしくはボトムアップ)を選択し、Refresh tree [ツリーを再描画する]を押す。 |
コールスタックの詳細に位置情報を含めたい | Tree settings から、Show line numbers を選択し、Refresh tree を押す。 |
対応するアプリのサーバーの詳細を表示したい | Process リンクを押す。 |
Java エージェント用のメモ
Java ユーザーの場合は、X-Ray セッションの Thread Profile ページは、CPU burn の割合を表示します。CPU burn メトリックは、セッションに跨ってCPU負荷を計測します。
「実行可能状態」のスレッドだけが CPU burn に含まれています。「実行可能」スレッドとは、実行中もしくは実行待ちのスレッドのことです。別のアクティビティに備えて待機しているスレッドは「実行可能」ではありません。(ディスクの読み取りからの結果を待っているスレッドなど)
全プロファイルのスレッド全体のパフォーマンスの大まかな概要については、CPU burn を使用してください。その後、アプリのパフォーマンスを深く理解するために、個々のスレッドプロファイルを検証し、比較することができます。
Python エージェント用のメモ
Python ユーザーの場合は、X-Ray セッションのスレッドプロファイルの情報は1つのページで表示します。WSGI環境であり、サーバーがコルーチン(グリーンスレッド)を使っている場合、Python ユーザーは、X-Ray セッションの既存のスレッドプロファイラー内のまたは Thread Profile ページにあるスレッドプロファイリングデータを見れません。詳しくは、Python 用エージェントのステータスをご覧ください。
Ruby エージェント用のメモ
Ruby ユーザーの場合は、X-Ray セッションのスレッドプロファイルの情報は、1つのページ上に表示されます。スレッドプロファイリングの機能は、1.9.2 以上が必須です。Rubyの実装として MRI のみ推奨しています。詳しくは、スレッドプロファイラーの Ruby メモをご覧ください。
関連情報
関連情報は次のとおりです。
- X-Ray セッション (New Relic の X-Ray セッション機能の概要とその機能と標準のイベントスレッドプロファイラーとの比較について)
- X-Ray セッションの開始、停止、削除 (手順)
- X-Ray セッションの表示 (既存の X-Ray セッションのメニューオプションについて)
- X-Ray セッションの Overview ページ (選択した X-Ray セッションのトランザクショントレースのページやドリルダウン詳細について)
- X-Ray セッション名の変更 (現在の状態に関わらず X-Ray セッションの名前を変更するための編集アイコンについて)
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