New Relic Infrastructure インテグレーション SDK を使用すると、誰でもホスト/サーバーのデータを New Relic に送信できるカスタムインテグレーションを作成できます。ここでは、送信されたデータが、New Relic 製品のどこに表示されるかを説明します。そして、そのデータの使用方法や分析方法のヒントも併せて提示します。
目次
インテグレーションデータのタイプ
インテグレーションで生成できるデータは、以下の3種類です。
これらのデータタイプは、New Relic 製品のさまざまな場所で使用できます。これについては、後で詳しく説明します。これらのデータタイプの定義については、インテグレーションのデータタイプをご覧ください。
インテグレーション用のメトリクスデータを探す
以下の場所から、New Relic 製品におけるインテグレーション用のメトリクスデータを見つけることができます。
製品 | データがある場所 |
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Insights | NRQL クエリやイベントデータエクスプローラー*から、利用できます。メトリクスデータは、送信済みのイベントタイプ(ComputeSample など)で問い合わせることで検索できます。インテグレーション SDK によって生成されたメトリクスデータには provider. 接頭辞が付きます。たとえば、provider.requestsPerSecond 。Insights からこのデータを使用する方法については、Insights のティップスとクエリをご覧ください。 |
Infrastructure | Infrastructure では現在利用できません。
New Relic 製のインテグレーション(AWS、MySQL など)用のデータは、Integrationsタブからデータと関連する機能へのリンクを見ることができます。 |
インテグレーション用のイベントデータを探す
以下の場所から、New Relic 製品におけるインテグレーション用のイベントデータを見つけることができます。
製品 | データがある場所 |
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Insights | NRQL クエリとイベントデータエクスプローラーから利用できます。InfrastructureEvent イベントタイプを問い合わせることで、このデータを見つけることができます。 (インベントリの変更データも InfrastructureEvent データに変換されます。)Insights からこのデータを使用する方法については、Insights のティップスとクエリをご覧ください。 |
Infrastructure | Events ページやイベントのフィードにあります。
New Relic 製のインテグレーション(AWS、MySQL など)用のデータは、Integrationsタブからデータと関連する機能へのリンクを見ることができます。 |
インテグレーション用のインベントリデータを探す
以下の場所から、New Relic 製品におけるインテグレーション用のインベントリデータを見つけることができます。
製品 | データがある場所 |
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Insights | インベントリの変更イベントのみ、Insight が検索可能なイベントデータに変換されます。これらのイベントは、NRQL クエリやイベントデータエクスプローラーから利用できます。インベントリの変更イベントは、InfrastructureEvent イベントを問い合わせることで検索できます。Insights からこのデータを使用する方法については、Insights のティップスとクエリをご覧ください。 |
Infrastructure | Inventory ページにあります。インベントリの変更により InfrastructureEvent データは自動的に生成されます。そして、このデータはイベントヒートマップや Insights から探せます。
New Relic 製のインテグレーション(AWS、MySQL など)用のデータは、Integrationsタブからデータと関連する機能へのリンクを見ることができます。 |
Insights でインテグレーションデータを利用する
Insights を使ってインテグレーションデータを理解したり、活用する方法については、以下の推奨事項を参考にしてください。
- イベントデータエクスプローラーを使うと、送信したインテグレーションデータがどういったものか知ることができます。データエクスプローラーでイベントタイプを見つけ、それにどの属性が関連付けられているかを調べます。データを理解することは、役に立つクエリを作成するのに役立ちます。
- クエリページから、データへのクエリを作成できます。 (以下の例を参照)
- クエリを作成したあと、それを Insights のダッシュボードに追加したい場合は、Add to dashboard [ダッシュボードに追加]を選択します。詳しい方法は、ダッシュボードの作成をご覧ください。
以下は、インテグレーションデータへのクエリの例です。
- NGINX の例
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以下は、NGINX インテグレーションのデータを使って、Insight ダッシュボードに結果を表示するクエリの例です。このクエリは、NGINX のリクエストの1秒あたりの平均値を示す時系列グラフを作成します。
SELECT average(`requestsPerSecond`) as 'Requests' FROM NginxSample TIMESERIES until 1 minutes ago
クエリの作り方についてもっと知りたい場合は、NRQL 構文をご覧ください。
- MySQL 例
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MySQL インテグレーションのデータを使ったクエリの例です。このクエリは、アクティブな MySQL コネクションを示す時系列グラフを生成します。
SELECT average(`connectionsActive`) as 'Active Connections' FROM MysqlSample TIMESERIES until 1 minutes ago
クエリの作り方についてもっと知りたい場合は、NRQL 構文をご覧ください。
インテグレーションが送信するデータの詳細を知りたい方は、インテグレーションドキュメントにあるそれぞれのインテグレーションのページをご覧ください。
インテグレーションデータのアラート
Infrastructure でインテグレーションのデータ用のアラート条件を作成する場合は、Integrations タブを選択し、対象のインテグレーションを選択し、アラート作成オプションを確認します。詳しくは、Infrastructure と Alerts をご覧ください。
また、NRQL クエリを使ったアラート条件の作成も合わせてご覧ください。