Infrastructure のデフォルト属性とデフォルトイベント

New Relic Infrastructure 5つのイベントを使ってデータを収集、表示し、イベントにはそれぞれに関連付けられた属性があります。ここでは、すべてのイベントとその属性のリストを記載しています。

Infrastructure のイベントと属性の構造を理解することで、次のことが可能になります。

  • Infrastructure のチャートや表示に表示されるデータをよりよく理解できます。
  • New Relic Insights でデータのより役に立つクエリを実行できます。
  • カスタム属性を使用して、より優れた独自のインフラ監視ソリューションを用意できます。

Insights で利用可能な属性の表示

New Relic Infrastructure は、Insight にサーバーに関するデータを追加します。Infrastructure イベントの属性を調べるには、Data Explorer を使います。

  1. insights.newrelic.com から、Data Explorer を選択します。
  2. イベントタイプのドロップダウンから、Infrastructure event: SystemSampleProcessSampleInfrastructureEventStorageSampleNetworkSample のいづれかを選択します。
  3. Data Explorer でイベントの属性値を確認します。

イベントデータの問い合せ

Insight Data Explorer において NRQL 構文を使って、Infrastructure のイベントデータへ問い合せます。

  1. insights.newrelic.com から、Data Explorer を選択します。
  2. クエリのコマンドラインで、イベントタイプの前に FROM を置きます。

例えば、ProcessSample イベントだけを問い合わせるには、FROM ProcessSample と打ちます。

SELECT processDisplayName FROM ProcessSample

カスタム属性の利用

New Relic YAML ファイル内に、Infrastructure のカスタム属性を作成できます。カスタム属性は、Infrastructure エージェントからのデータに注釈を付けるキーと値のペアです。このメタデータを使用して以下のことができます。

共通の一般属性

以下は、ほとんどの(ただしすべてではない) Infrastructure イベントに共通の属性です。

agentName
エージェントの名前 (Infrastructure).
agentVersion
New Relic Infrastructure エージェントのバージョン
entityId
データをレポートしているエンティティの New Relic 固有のID。ユーザーと彼らのエンティティを区別するために New Relic が内部的に使用します。
entityName
データをレポートしているエンティティの、判読可能なデフォルトの名前
fullHostname
完全修飾 (DNS) ホスト名
hostname
エンティティ名の省略版
kernelVersion
Linux カーネルのバージョン。文字列フォーマット
linuxDistribution
サーバーが使用している Linux ディストリビューション名
operatingSystem
エージェントをインストールしている OS
timestamp
インタラクションが発生した時刻(日付、時間、分、秒)
windowsFamily
Windows ファミリーは、OS がターゲットのシステムがサーバーかデスクトップかを示します。
windowsPlatform
Windows プラットフォームは、インストールされている Windows バージョンの完全な製品名
windowsVersion
Windows バージョンと OS のビルド番号の文字列を組み合わせたもの

共通の Amazon EC2 属性

Amazon EC2 アカウントを New Relic Infrastructure に接続すると、Infrastructure は自動的に Amazon Elastic Compute Cloud (EC2) インスタンスからデータを収集します。Amazon EC2 関連の属性は、あらゆるイベントで使用できる共通の属性です。

以下の属性とその値は、Amazon が公開するデータを変更した場合に変更される可能性があります。

awsRegion
AWS サーバーが存在する地域 (Amazon Web Services によって決定)。この属性は、New Relic を使用して Amazon EC2 サーバーを監視するユーザーにのみ存在します。
awsAvailabilityZone
AWS サーバーが存在するアベイラビリティゾーン(Amazon Web Services によって決定)。この属性は、New Relic を使用して Amazon EC2 サーバーを監視するユーザーにのみ存在します。
ec2InstanceType
AWS 固有のコードで表示される Amazon Web Services インスタンスのタイプ。この属性は、New Relic を使用して Amazon EC2 サーバーを監視するユーザーにのみ存在します。
ec2InstanceId
AWS インスタンスのサーバーの一意の識別番号。この属性は、New Relic を使用して Amazon EC2 サーバーを監視するユーザーにのみ存在します。
ec2AmiId
Amazon EC2 インスタンスをブートストラップするために AWS が使用するイメージの Amazon Machine Image(AMI) 識別番号。この属性は、New Relic を使用して Amazon EC2 サーバーを監視するユーザーにのみ存在します。
ec2SubnetId
サーバーが接続されているネットワークのサブネット識別子。この属性は、New Relic を使用して Amazon EC2 サーバーを監視するユーザーにのみ存在します。
ec2VpcId
このサーバーの仮想プライベートクラウドの識別子(存在する場合)。この属性は、New Relic を使用して Amazon EC2 サーバーを監視するユーザーにのみ存在します。
その他の Amazon EC2 属性
AWS が New Relic Infrastructure で利用可能にしたメタデータを変更した場合、収集された他の属性と値も利用可能になる可能性があります。

SystemSample 属性

SystemSample イベントは、サーバー全体の現在の全体的な状態を示すデータを集約します。
このデータは、New Relic Infrastructure Compute ページに表示され、関連するホストの主要リソースの使用傾向を表示します。これらのリソースには、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークが含まれます。

New Relic はこのデータを5秒ごとにサンプリングし、それを SystemSample イベントにパッケージ化します。 SystemSample イベントには、以下の属性があります。

cpuPercent
合計 CPU 使用率をパーセントで表します。これは実際に記録された値ではありません。CPU 使用率の属性からのパーセンテージデータを結合するエイリアスです。
cpuSystemPercent
現在の CPU 使用率の内のシステム時間使用率
cpuUserPercent
現在の CPU 使用率の内のユーザー時間の使用率
cpuIoWaitPercent
現在の CPU 使用率の内のI/O 待機時間の使用率
cpuIdlePercent
現在の CPU 使用率の内のアイドル状態の割合
loadAverageOneMinute
直近1分間に、待機中で CPU 時間の準備ができているシステムプロセス、スレッド、タスクの平均数
loadAverageFiveMinute
過去5分間に、待機中で CPU 時間の準備ができているシステムプロセス、スレッド、またはタスクの平均数
loadAverageFifteenMinute
過去15分間に、待機中で CPU 時間の準備ができているシステムプロセス、スレッド、またはタスクの平均数
memoryTotalBytes
このサーバーで使用可能なメモリーの総量(単位:バイト)
memoryFreeBytes
このサーバーで使用可能な空きメモリーの部分(単位:バイト)
memoryUsedBytes
このサーバー上で使用可能なメモリーの部分(単位:バイト)
swapTotalBytes
サーバーで使用可能なスワップ領域の合計量(単位:バイト)
swapFreeBytes
このサーバー上の使用可能なスワップ領域のうち、空き領域(単位:バイト)
swapUsedBytes
使用中のこのサーバー上の使用可能なスワップ領域の部分(単位:バイト)
diskUsedBytes
サポートされている全てのデバイスで使用されている累積ディスク容量(単位:バイト)
diskUsedBytes
累積ディスク占有率。
diskFreeBytes
サポートされている全てのデバイスで使用可能な累積ディスク容量。 (デバイスごとの値を確認するには、StorageSample イベントを使用します)。
diskFreePercent
累積ディスク空きの割合。
diskUtilizationPercent
ディスク I/O 操作の読み取り/書き込みの待機時間の割合。
diskReadUtilizationPercent
読み取り操作で利用するディスク I/O使用率の部分。
diskWriteUtilizationPercent
書き込み操作で利用するディスク I/O使用率の部分。
diskReadsPerSecond
1秒当たりの読み取り I/O 操作数。
diskWritesPerSecond
1秒当たりの書き込み I/O 操作数。
diskTotalBytes
システム上のディスク容量の合計。
その他の属性
Infrastructure の全イベントがもっている、共有の属性

ProcessSample 属性

ProcessSample イベントは、あるシステムで実行されているプログラムから詳細なリソースの使用情報を収集します。このデータは、各アクティブなプロセスで5秒ごとにサンプリングされます。

ProcessSample イベントには以下の属性があります。

commandName
プロセスのフォームへのコマンドラインのパスのベース名。
commandLine
現在のプロセスの完全なコマンドライン。このコマンドラインは、個人情報の偶発的な漏洩を防ぐために、コマンドラインからオプションと引数をデフォルトで取り除いています。フィルタリングは、エージェントレベルでオフにすることができます。
cpuUserPercent
プロセスが使用するユーザー時間の CPU 使用率コンポーネント。
cpuPercent
ある時点におけるこのプロセスの(システム、ユーザー、I/O を含むすべてのタイプの) CPU 使用率を組み合わせたもの。複数の CPU コアを持つシステムの場合、この割合は100%を超えることがあります。
cpuSystemPercent
プロセスが使用するシステム時間の CPU 使用率コンポーネント。
ioReadCountPerSecond
1秒あたりのプロセスによるディスク読み取り操作数。
ioWriteCountPerSecond
1秒あたりのプロセスによるディスク書き込み操作数。
ioReadBytesPerSecond
すべてのストレージ・デバイスから1秒あたりに読み取られたバイト数。
ioWriteBytesPerSecond
このプロセスによって1秒あたりに書き込まれたバイト数。
memoryVirtualSizeBytes
プロセス用に予約された仮想メモリの合計(単位:バイト)。
memoryResidentSizeBytes
プロセスに使用されている物理メモリの合計(単位:バイト)。
processDisplayName
プロセスの表示名(わかりやすい名前)。これはデフォルトでコマンド名から導出されますが、プロセスがインベントリシステムのサービスに関連付けられていると判断できる場合は、サービス名を使用します。名前の別のソースは、既知のコマンドライン形式(Java アプリなど)であれば、コマンドラインの解析されたコンポーネントとなります。
processId
このプロセスの固有のプロセス識別番号。
parentProcessId
このプロセスの一意の親識別番号。
state
プラットフォーム固有の状態名としての現在のプロセスの状態。例:running または sleeping。
threadCount
このプロセスのアクティブなスレッド数。
userName
プロセスの所有者名。たとえば、root、ubuntu など。
contained
プロセスがコンテナ内で実行されている場合は true を返し、そうでない場合は false を返します。
containerId
Docker コンテナ内で実行されているプロセスの場合、このプロセスの一意の Docker コンテナ ID
containerImage
Docker コンテナ内で実行しているプロセスの場合、このプロセスのベースとなっているイメージの Docker イメージ ID
containerImageName
Docker コンテナ内で実行しているプロセスの場合のそのプロセスの Docker イメージ名
containerLabel_KEY
Docker コンテナ内で実行しているプロセスの場合にそのプロセスに関連づいている Docker ラベル。Docker ラベルは、キーと値のペアで構成されています。キーは containerLabel_KEY として属性名に取り込まれ、値はその属性に関連付けられます。

たとえば、Test User が管理するコンテナの code>owner ラベルを照会するには以下のように書きます。

SELECT cpuPercent FROM ProcessSample WHERE containerLabel_owner = 'Test User'
その他の属性
Infrastructure の全イベントがもっている、共有の属性

StorageSample 属性

StorageSample イベントは、サーバーに関連付けられたあるストレージデバイスを表します。各サンプルは、デバイス、使用するファイルシステムのタイプ、現在の使用状況と容量についての記述的な情報を収集します。このデータは、マウントされたファイルシステムごとに5秒ごとにサンプリングされます。

StorageSample イベントには以下の属性があります。

device
デバイス名。
filesystemType
OS 固有のファイルシステムのタイプ。例: xfs、ext4。
isReadOnly
システムが読み取り専用の場合、この値は、 'true' となり、そうでない場合は、'false'となります。この値は、New Relic Insights においてファセット機能で使用できるように、真偽値ではなく、文字列です。
mountPoint
OS のファイルシステム内のデバイスの場所。
diskTotalBytes
OS が報告したデバイスの合計容量(単位:バイト)。
diskFreeBytes
デバイスの残りの空き領域(単位:バイト)。
diskFreePercent
デバイスの残りの空き容量(デバイスの総容量に対する割合)。
diskUsedBytes
デバイス上で使用されている領域(単位:バイト)。
diskUsedPercent
デバイスの使用容量(デバイスの合計容量に対する割合)。
writeBytesPerSecond
最後のサンプリング期間中にデバイスに書き込まれた1秒あたりのバイト数。
readBytesPerSecond
最後のサンプリング期間中にデバイスから読み取られた1秒当たりのバイト数。
readIoPerSecond
サンプリング期間中の1秒あたりの平均読み取り I/O操作回数。
writeIoPerSecond
サンプリング期間中の1秒あたりの平均の書き込み I/O 操作回数。
totalUtilizationPercent
ディスク I/O 操作の読み取り/書き込みの待機時間の割合。
readUtilizationPercent
読み取り I/O 操作専用の totalUtilizationPercent のパーセント。
writeUtilizationPercent
書き込み I/O 操作専用の totalUtilizationPercent のパーセント。
その他の属性
Infrastructure の全イベントがもっている、共有の属性

NetworkSample 属性

NetworkSample イベントは、サーバーに関連付けられた各ネットワークデバイスの記述情報と状態情報を取得します。これには、デバイスのインターフェイスとアドレス情報、および現在の使用状況が含まれます。このデータは、接続されたネットワークインターフェイスごとに5秒ごとにサンプリングされます。

NetworkSample イベントには以下の属性があります。

hardwareAddress
インターフェイスの固有のハードウェアアドレス。
interfaceName
OS がレポートしたインターフェイス名。
ipV4Address
IP v4 のアドレス。
ipV6Address
IP v6 のアドレス。
state
エンティティの状態。2つの値、up と down があります。
receiveBytesPerSecond
サンプリング期間中に受信した1秒あたりのバイト数。
receivePacketsPerSecond
サンプリング期間中に受信した1秒当たりのパケット数(OSによって定義)
receiveErrorsPerSecond
サンプリング期間中のインターフェイスの1秒あたりのラー受信エ数。
receiveDroppedPerSecond
サンプリング期間中にドロップした1秒あたりのパケットの受信数。
transmitBytesPerSecond
サンプリング期間中に1秒あたりの送信バイト数。
transmitPacketsPerSecond
サンプリング期間中に送信された、(OS によって定義された) 1秒あたりのパケット数。
transmitErrorsPerSecond
サンプリング期間中のインターフェイスの1秒あたりの送信エラー数。
transmitDroppedPerSecond
サンプリング期間中の1秒あたりに破棄した送信パケット数。
その他の属性
Infrastructure の全イベントがもっている、共有の属性

InfrastructureEvent 属性

InfrastructureEvent システムのライブ状態で発生する変更や差分を記述します。Infrastructure はシステムを監視し、インベントリやシステム状態が追加、削除、変更されると、そのアクティビティを記録する InfrastructureEvent を生成します。

InfrastructureEvent イベントには以下の属性があります。

category
UI 内のイベントの整理に使用している New Relic のカテゴリ。カテゴリの例: automation、notification、 service。
changedPath
変更された項目の完全固有名。取得したソースと変更された項目を一意に識別する1つ以上のパス要素を追加することによって構築されます。
changeType
エンティティに加えられた変更のタイプ。 added、modified、removed の3つの選択肢があります。
deltaId
デルタはシステムに記録された変更を指します。 deltaId は、New Relic による入ってくるインベントリの変更データの管理番号です。
eventId
New Relic が生成したイベントのID。
format
インフライベントのタイプ。各形式のタイプには、UI でのイベント表示に使用できる属性が含まれています。
newStatus
新しいエージェントの状態。次の2つの値があります。disconnected または connected。
newValue
エンティティが変更された場合、この属性には、変更されたインベントリの新しい値が含まれます。変更が加えられていない場合、値はありません。この値には、約4KB のデータが表示されます。
oldValue
エンティティが変更された場合、この属性には変更されたインベントリの古い値が含まれます。変更がなければ空白になります。
source
このインベントリ項目の完全に固有のオリジンです。通常、category/plugin 形式を使います。plugin は、このデータを収集したツールで使用される一般的な単語です。
summary
分かりやすい文字列で、発生した変更の要約を示します。例: Agent disconnected。
violationUpdateType
違反に対する変更のタイプ。可能な値は、open または closed 。
その他の属性
Infrastructure の全イベントがもっている、共有の属性