New Relic Infrastructure 入門

New Relic Infrastructure は、物理的なデータセンターから、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) の数千のインスタンスに至るまで、そこにある複雑なシステムに対して、モダンなオペレーションチームが明確(インテリジェント)な意思決定を下すことができる力を与えます。

ほぼリアルタイムのメトリクスをに対して強力な分析を行うことで、メトリクスの変化と構成の変更を関連を見つけ出し、平均修復時間(MTTR)を短くすることができます。ホストは、作成されたり、破棄されると自動的に UI に追加、削除されます。Events ページではすべての変更を見ることができます。

Infrastructure には、統合化された UI があり、以下のことが行なえます。

この機能を利用できるかは契約しているサブスクリプションプランとデータ保持間によって変わります。価格帯を知りたい方は、Infrastructure 監視の料金体系 [英語] [external link] ページをご覧ください。

インストール: Infrastructure のインストールと設定

Infrastructure は、軽量でシンプルです。LinuxWindows にインストールできます。エージェントには余計な設定は必要ありませんし、システム内の各ホストも簡単に監視できます。Docker の計測は自動に行われます。一方、Amazon EC2 タグは自動的にインポートされます。これを使って、リージョン、インスタンスサイズなどを軸に簡単にホストを追跡できます。

New Relic Infrastructure をインストールするには、たった3つの手順を行うだけです。

  1. ライセンスキーを設定して設定ファイルを作成します。
  2. エージェントをダウンロードします。
  3. インストールスクリプトを実行します。

詳しくは、Linux へのインストールWindows へのインストール手順をご覧ください。

Infrastructure には余計な設定はありませんが、オプションでカスタム属性を使ってデータを装飾できます。エージェントによるパフォーマンスへの影響は最小限です。詳しくは、エージェントへのパフォーマンスのオーバーヘッドをご覧ください。

インテグレーション: AWS インテグレーションとカスタムインテグレーション

New Relic Infrastructure の AWS インテグレーションを利用すれば、Amazon Web Services(AWS)アカウントを監視できます。アーキテクチャ全体を一箇所で完全に把握できるようになります。
AWS インテグレーションを Infrastructure と繋ぐと、アラートとダッシュボードの対象が自動的に拡張され、追加したものを利用できるようになります。

サブスクリプションレベルに応じて、利用できる AWS インテグレーションが異なります。

アカウントレベル 利用可能なインテグレーション 説明
Infrastructure の全アカウント EC2 EC2 のデータは、自動的に Infrastructure エージェントのデータと接続され、Infrastructure UI ではフィルタリングとグループ化の対象となります。
Infrastructure Pro のみ Amazon CloudFrontDynamoDBEBSElastiCacheELBIAMKinesisLambdaRDSS3SNSSQSVPC Infrastructure Pro を利用すれば、New Relic Insights によって提供される各種 AWS サービスの使用状況を明確に理解できるようになります。

Infrastructure インテグレーション SDK を使うことで、独自のインテグレーションを作成することもできます。

フィルターセット: ホストを様々切り口で分析

フィルターセットを使って、最も重要な基準に基づいてホストを整理できます。地理的位置、ホスト名、Linux ディストリビューションなどの Infrastructure 属性でホストをフィルターできます。

また、AWS リージョンやインスタンスタイプなどの Amazon EC2 属性でフィルターできます。さらに、ホストやホスト上で実行しているサービスをチームが管理するような、カスタム属性を追加して、ユニークなメタデータを定義できます。

ワークフロー: メトリクスと変更イベントの相関

Infrastructure のユニークなイベントベースのワークフローを使用すると、平均修復時間 (MTTR) を減らすことができます。

例:

  1. Infrastructure アラートやパフォーマンス問題のあるフィルターセットから、ログインサービスのパフォーマンが低下していることに気づくことができます。
  2. Compute ページでクリックすると、ログインサービスとラベル付けした独自のファイルターセットにおけるパフォーマンス情報が表示され、CPU 使用量がスパイクしていることが分かります。
  3. Compute ページの CPU チャートの上にある イベントのスイムレーンは、CPU 使用率が急増する直前に、パッケージが修正されたことを示しています。修正されたパッケージをクリックすると、Events ページの該当する時間までドリルダウンできます。
  4. Events ページを見ると、特定のパッケージバージョンがその問題を引き起こしているのが分かります。
  5. Inventory ページに移動し、その特定のパッケージバージョンを実行しているサーバーのインフラを探し、より安定版にダウングレードします。
screen-infrastructure-metrics-page.png
infra.newrelic.com > Compute: New Relic Infrastructure を使用すると、インフラ全体の健康状態を一目で確認できます。さらに、ビューをフィルタリングして、関連性の高い情報 (Amazon EC2 タグなど) のみを表示することもできます。

その他の主要な機能

New Relic Infrastructure にはその他にも以下の機能があります。

機能 説明
New Relic Insights のサポート

データはすべて New Relic Insights に送信されます。そこで以下のことができます。

New Relic APM へのインテグレーション Infrastructure 監視ホストに、New Relic APM をインストール済みの場合は、Infrastructure に APM のデータが表示されます。これにより、サーバーやアプリケーションのどこで問題が発生しても、パフォーマンスに関する問題をトラブルシューティングできます。
インベントリの検索 Inventory ページでは、インフラ全体に渡って検索でき、特定のパッケージ、設定ファイル、起動スクリプトが含まれているホストを正確に見つけることができます。例えば、ハートブリードのセキュリティバグの影響を受ける OpenSSL のバージョンを含むホストを検索することができます。
イベントログ Infrastructure の Events は、ホストごとに設定変更、再起動、SSH セッションやその他の主要なイベントの変更を追跡します。リアルタイムフィードは、インフラ全体の変更ログを提供します。
ほぼリアルタイムのデータ Infrastructure は、わずか数秒でデータを収集して表示します。よって、モニタリングと現実との差はほぼありません。
関連するチャートから直接アラート条件を作成する 関連する Infrastructure チャートから直接アラート設定の作成、表示、更新が行えます。
たとえば、New Relic が、ある Infrastructure エージェントから、データを受け取らなくなった時(つまりホストがダウンしているなどの障害の可能性がある)、通知を受けたい場合は、レポートのないホストというアラート条件を作成できます。

関連するアラートポリシーは現在のフィルターセットを尊重するため、特定のチーム、サービス、インフラのコンポーネントに合わせたアラート条件を作成できます。New Relic Alertsは、アラート条件に一致した新しいインスタンスを自動的に追加するため、既存のアラートポリシーを手動で調整する必要はありません。

その他の UI 機能

メインのワークフローで使う ComputeInventoryEvents ページに加えて、Infrastructure はシステム管理を補助する他のツールも備えています。

  • Processes: システム全体の CPU のパフォーマンスを表示します。さらに、CPU ベースのアラートを作成したり、ホストの負荷が高いか低いかを調べることができます。
  • Network: システム全体のネットワーク負荷を表示します。さらに、負荷分散を比較したり、最も頻繁に発生しているネットワークエラーを表示します。
  • Storage: システム全体のディスク使用量を表示します。さらに、ディスク量をベースとしたアラートを設定できたり、将来のストレージ容量を計画することもできます。

トラブル対応

リソース関連のトラブルが発生した場合は、データが表示されないやその他のトラブルシューティングの資料をご覧ください。