New Relic Browser でシングルページアプリ (SPA) を監視している場合は、New Relic Insights を使って、収集した SPA データに対して、問い合わせが行えます。ここでは、SPA 関連のデータを使ったクエリの例を含めて紹介します。
目次
SPA データの表示
Insights で SPA データを表示する手順は以下の通りです。
- insights.newrelic.com > Data Explorer にアクセスします。
- BrowserInteraction または AjaxRequest を選択します。
データエクスプローラーは、選択したイベントタイプに関する情報を表示するように切り替わります。チャートが更新され、直近のイベントが下に表示されます。
あるイベントの詳細について詳しく見たい場合は、チャートの下にある See all samples [全サンプルデータのの表示]を押します。最大直近の 50 イベントを確認できます。
SPA データの問い合せ
Insights では、 New Relic Query Language (NRQL) と呼ばれる SQL ライクな言語を使ってデータに対して問い合わせを行います。
シングルページアプリのデータに対しての問い合わせは以下のように行います。
- insights.newrelic.com > Query にアクセスします。
- 黒背景のコマンドラインにクエリを入力します。
クエリのコマンドラインは、入力した内容に応じて、補完の候補を自動表示します。
SPA クエリの例
以下は、SPA データへのクエリの例です。BrowserInteraction
属性と AjaxRequest
属性の全項目を確認するには、Insights 用の Browser のデフォルト属性をご覧ください。
SAP データへの問い合わせには、基本的な数学関数も使えます。
- ルート変更とページ読み込み数
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過去一日のルート変更とページ読み込み数を取得するクエリ:
SELECT count(*) FROM BrowserInteraction since 1 day ago
- ルート変更とページ読み込みの平均処理時間
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過去一日のルート変更とページ読み込みの平均処理時間を取得するクエリ
SELECT average(duration) FROM BrowserInteraction since 1 day ago
- 最も遅いルート変更
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過去一日におけるルート変更の遅い順トップ10を取得するクエリ:
SELECT average(duration) FROM BrowserInteraction WHERE category = 'Route change' since 1 day ago FACET browserInteractionName
- もっとも利用されたルート変更
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過去一日でもっとも利用されたルート変更トップ10を取得するクエリ:
SELECT count(*) FROM BrowserInteraction WHERE category = 'Route change' since 1 day ago FACET browserInteractionName
- ページ読み込みとルート変更のスループットの比較
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過去一日における1時間ごとのページ読み込みとルート変更のスループットの比較のクエリ
SELECT count(*) FROM BrowserInteraction since 1 day ago FACET category TIMESERIES 1 hour
- ページ読み込みとルート変更のパフォーマンスの比較
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過去一日における1時間ごとのページ読み込みとルート変更のパフォーマンスの比較のクエリ
SELECT average(duration) FROM BrowserInteraction 1 day ago FACET category TIMESERIES 1 hour
- ある基準を使ったテーブルの作成
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ルート変更が最も遅いトップ20の Ajax 数の平均、最小値、最大値のデータテーブルを作成するクエリ
SELECT average(duration), average(ajaxCount), min(ajaxCount), max(ajaxCount) FROM BrowserInteraction WHERE category = 'Route change' since 1 day ago FACET browserInteractionName LIMIT 20