iOS アプリに New Relic Mobile をインストールし、設定を行うには、アカウント管理者である必要があります。ここで紹介する手順は、Cocoapods を使用している iOS アプリが対象です。その他のインストール方法については、iOS へのインストールと設定をご覧ください。
目次
iOS アプリへのインストール
インストール手順の一環として、New Relic Mobile は自動的に アプリケーショントークンを生成します。これは New Relic Mobile が監視する各モバイルアプリの認証に利用します。16進数の40文字の文字列です。
New Relic アカウントの管理者権限を持っているユーザーは、以下の手順に従って iOS アプリにインストールし、設定を行ってください。 (New Relic アカウントをお持ちでない場合は、New Relic Mobile をご覧ください)
- New Relic メニューバーから、Mobile を選択します。
- 該当する場合は、Mobile Apps リストから、Add a new app [新規アプリの追加]を選択します。
- Get Started ページで、モバイル監視対象のプラットフォームとして、iOS を選びます。
- モバイルアプリ名を入力し、Continue を押します。
続いて、New Relic Mobile の設定を行います。
- 新規モバイルアプリの設定を後で完了するには、New Relic メニューバーから Mobile を選択し、モバイルアプリ名の横にある See Instructions [手順を参照]を選択します。
- 既にインストール済みの iOS をアップグレードするには、New Relicメニューバーから、Mobile > (選択したアプリ) > Settings > Installation にアクセスします。
Objective-C を使った設定
CocoaPods と Objective-C を使用している iOS アプリに対しての設定手順は、New Relic Mobile の Getting Started ページにも表示されます。
-
プロジェクトの Podfile に以下の行を追加します。
pod 'NewRelicAgent'
-
Xcode でプロジェクトを閉じ、プロジェクトディレクトリのターミナルで、以下のコマンドを実行して、内容を更新します。
pod install
-
プロジェクトディレクトリのターミナルから、以下のコマンドを実行し、Xcode でプロジェクトを開きます。
open App.xcworkspace
-
[app_name]-Prefix.pch プロジェクトファイル(通常、 Supporting Files フォルダにあります)にある、
#ifdef __OBJC__ #endif
ブロックに New Relic ヘッダーを追加します。#import <NewRelicAgent/NewRelic.h>
-
AppDelegate.m ファイルに、以下の呼び出しを
application:didFinishLaunchingWithOptions
の最初の行に追加します。[NewRelicAgent startWithApplicationToken:@"<appToken>"];
-
ビルドスクリプトをターゲットの Build Phases に追加します。新しいビルドスクリプトが最後のビルドスクリプトであることを確認します。次に、PUT_NEW_RELIC_APP_TOKEN_HERE をアプリケーショントークンに置き換えた、以下の内容を貼り付けます。
SCRIPT=`/usr/bin/find "${SRCROOT}" -name newrelic_postbuild.sh | head -n 1` /bin/bash "${SCRIPT}" "PUT_NEW_RELIC_APP_TOKEN_HERE"
- アプリをクリーン&ビルドし、それをシミュレーターや他のデバイスで実行します。
数分で iOS アプリのデータが表示されます。確認するには、New Relic メニューバーから、Mobile > (選択したアプリ)にアクセスします。
Swift を使った設定
CocoaPods と Swift を使用している iOS アプリに対しての設定手順は、New Relic Mobile の Getting Started ページにも表示されます。
-
プロジェクトの Podfile に以下の行を追加します。
pod 'NewRelicAgent'
-
Xcode でプロジェクトを閉じ、プロジェクトディレクトリのターミナルで、以下のコマンドを実行して、内容を更新します。
pod install
-
プロジェクトディレクトリのターミナルから、以下のコマンドを実行し、Xcode でプロジェクトを開きます。
open App.xcworkspace
-
ブリッジヘッダーを作成します。
- File > New > File > Objective-C File を選択します。
- ファイルに
Placeholder.m
という名前を付けて、Next を押します。 - Create を選択し、Xcode のプロンプトに従い、ブリッジヘッダーを生成します。
-
[app_name]-Bridging-Header.hに New Relic ヘッダーを追加します。
#import "NewRelicAgent/NewRelic.h"
-
AppDelegate.swift ファイルに、以下の呼び出しを
application:didFinishLaunchingWithOptions
の最初の行に追加します。NewRelic.startWithApplicationToken("<appToken>");
-
ビルドスクリプトをターゲットの Build Phases に追加します。新しいビルドスクリプトが最後のビルドスクリプトであることを確認します。次に、PUT_NEW_RELIC_APP_TOKEN_HERE をアプリケーショントークンに置き換えた、以下の内容を貼り付けます。
SCRIPT=`/usr/bin/find "${SRCROOT}" -name newrelic_postbuild.sh | head -n 1` /bin/bash "${SCRIPT}" "PUT_NEW_RELIC_APP_TOKEN_HERE"
アプリをクリーン&ビルドし、それをシミュレーターや他のデバイスで実行します。
ログレベルの変更 (オプション)
モバイルアプリの監視で利用できるログレベルは以下の6種類あります。
none
error
warning
info
verbose
ALL
アプリのログレベルを上げるには、startWithApplicationToken をコールする前に、以下のメソッドをコールしてください。
[NRLogger setLogLevels:NRLogLevelALL];
Swift アプリ用:
NRLogger.setLogLevels(NRLogLevelALL.rawValue)
関連情報
関連情報は以下のとおりです。
- Mobile Apps のインデックスページ (New Relic Mobile のモバイルアプリケーション一覧で利用できる機能について)
- Mobile Apps Overview ページ (モバイルアプリの Overview ページで利用できる機能。収集したデータを様々なチャートで表示します)
- モバイルアプリの設定の変更 (Settings タブで、モバイルアプリのアプリケーショントークンを表示したり、名前を変更したり、アラートの閾値を変更したり、New Relic Mobile の最新版をインストールできます)